この記事でわかること
- マースエンジニアリングが発表した「カードレスシステム」の仕組み
- 会員カードが無くなることで変わるホールの遊び方
- 配信者・視聴者にとってどんな影響があるか
ホール向け機器メーカーのマースエンジニアリングが、業界初とされる「カードレスシステム」を発表しました。専用アプリ「マースプレイ」と連携し、会員カードを持たずにスマホだけで遊技から精算まで完結できる仕組みです。
これまでもホールのキャッシュレス決済化は少しずつ進んできましたが、今回は「会員カードそのものをなくす」という一歩踏み込んだ提案です。ライブ配信でおなじみの、あの会員カードを財布から出し入れするシーンも、将来は見られなくなるかもしれません。
本記事では、発表内容の整理とあわせて、配信者・視聴者にとってどんな変化が起こり得るのかを、パチ配信チェッカーの視点で考えていきます。
「カードレスシステム」とは何か
マースエンジニアリングは9月3日・4日、東京・新宿区の本社ショールームで新製品の内覧会を開催し、この「カードレスシステム」を中心に発表しました。9月10日・11日には大阪会場(マースシステムズ西日本)でも同様の内覧会が開かれています。
仕組みはシンプルです。遊技客はスマホにアプリ「マースプレイ」を入れ、新規会員はアプリ上で情報を登録、既存会員は手持ちの会員カードとアプリを紐づけます。遊技台に表示されるQRコードをスマホで読み取るか、NFCタッチで認証する仕組みで、カードを持ち歩く必要がなくなります。
POINT
会員カードを財布に入れておく必要がなくなり、紛失・盗難のリスクも減ります。スマホひとつで遊技〜精算〜景品交換までを完結できる点が最大の特徴です。
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アプリ「マースプレイ」でできること
「マースプレイ」は単なる会員証代わりのアプリではなく、いくつかの付加機能を備えています。特に収支管理機能は、実戦配信を見る視聴者にとっても馴染みのある要素と言えそうです。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| 店舗切り替え | 対応する複数のホールをアプリ上で切り替えて利用できる |
| 利用可能店舗の確認 | どの店舗で使えるかをアプリ内で確認できる |
| 遊技履歴の確認 | 自分がいつ何を打ったかをアプリで振り返れる |
| 収支管理 | 遊技の収支をアプリ上で管理できる |
ホール側にとってのメリットも紹介されています。会員データをもとにした来店促進のプッシュ通知が送れるほか、会員カードの紛失・盗難対応にかかる負担軽減、カード発行コストの削減といった運用面での効果も期待されているといいます。
従来の会員カード方式と何が違うのか
従来の会員カード方式と比べると、変わる点・変わらない点がはっきりしています。ここを整理しておくと、今後の報道も理解しやすくなります。
- 会員カードの発行・携帯が不要になり、忘れ物や紛失の心配が減る
- スマホのQRコード・NFCタッチで認証するため、操作自体は大きく変わらない
- 複数店舗の利用状況や遊技履歴をアプリでまとめて確認できるようになる
- 導入するかどうか、いつから使えるかはホールごとの判断になる
なお「業界初」という表現は、マース側の発表や国内の業界メディアの報道に基づくものです。会員証機能をスマホ一つで代替し、遊技から景品交換まで一気通貫でカードレス化した事例は、公開されている情報の範囲では確かに見当たりません。ただし導入時期や導入ホールは、9月10日時点ではまだ公表されていません。今回はあくまで内覧会でのお披露目段階であることは、事実として押さえておきたいところです。
POINT
「業界初」はあくまでパチンコ・パチスロホール業界内での話。導入ホールや開始時期は未定なので、続報を待つ必要があります。
ホールのキャッシュレス化という意味では、パチ配信チェッカーでは以前にパチンコ業界初の決済サービス「PPPAY」についての記事でも取り上げています。PPPAYが「支払い」を電子化する動きだったのに対し、今回のカードレスシステムは「会員証」そのものをスマホに置き換える動きで、狙いが異なる点も注目です。複数のメーカーが、それぞれ違う切り口からホールのキャッシュレス化・カードレス化を進めている状況がうかがえます。
一方で、会員カードには「そのホールらしさ」を映す存在という側面もあります。ABC刈谷店の会員カードが「珍しいデザイン」として話題になった記事でも触れたように、会員カードのデザインそのものがホールの個性やファンの愛着の対象になっているケースもあります。カードレス化が進む中で、こうした「カードならではの魅力」がどう扱われていくのかも、気になるポイントです。
配信者・視聴者への影響は
実戦配信では、会員カードを機械に差し込む場面や、カードケースを取り出す場面が一つの「間」として映ることがあります。カードレス化が進めば、この場面がスマホ操作に置き換わっていくと考えられます。
視聴者の側から見ると、初めてホールに行く人にとって「会員カードを作る」というハードルが下がる可能性があります。配信をきっかけにホールへ足を運ぶ視聴者にとっては、地味ながら歓迎しやすい変化と言えそうです。
- 配信者への影響:対応ホールが出てくれば、「会員カードを持たずにスマホだけで実戦してみた」という切り口の配信・企画がやりやすくなります
- 普段の実戦配信の合間に、精算や景品交換の場面を見せる形で自然に新システムを紹介できる可能性があります
- 視聴者への影響:カードレスシステムがどんな操作感なのか、配信を通じて「使う前に知る」機会になりそうです
- 複数店舗を1つのアプリで管理できる点は、遠征・はしご打ちをする配信者の動きにも影響してくるかもしれません
対応ホールでの実戦配信が見つかったら、パチ配信チェッカーの配信一覧でリアルタイムに探すこともできます。
編集部コメント
配信者にとっては、新しいホールの仕組みは「初めて使ってみた」系の企画のネタになりやすい題材です。対応ホールが出てきたタイミングで、実際の操作感を見せる配信が増えるのではないかと予想しています。
視聴者にとっては、会員カードを持たずスマホだけで遊技できるという体験は、まだ多くの人にとって未知数です。配信で先に様子を見られることには、単純な情報収集以上の価値があると考えられます。
業界全体としては、PPPAYやダイコク電機など、複数のメーカーがそれぞれ違う角度からキャッシュレス・カードレス化を進めている状況です。今後どの方式が主流になっていくのか、規格が乱立しないかも含めて、編集部として注目していきます。
編集部として特に注目しているのは、導入ホールが公表され次第、実際の配信でどれだけ取り上げられるかという点です。会員カードという「モノ」がなくなることへの視聴者の反応も、あわせて追っていきたいと思います。
まとめ
マースエンジニアリングが、会員カード不要の「カードレスシステム」とアプリ「マースプレイ」を発表しました。QRコード・NFCでスマホ認証し、遊技から精算・景品交換までを完結できる仕組みです。導入ホールや開始時期は未発表ですが、実現すれば配信の見え方や来店のハードルにも影響しそうです。続報に注目です。
